「よーしパパ、デスクトップパソコンを買っちゃうぞー」と気合を入れて家電量販店へ行っても売っているのはノートパソコンばかり。たまにデスクトップがあっても性能微妙だし高いし、詐欺っぽい一体型パソコンまである始末。

「はは、パパ結局ノートにしちゃった」では残念極まりないので安く高性能なデスクトップパソコンの買い方を学習しましょう。学習といってもまあ店を知るだけなのだけれど。

画像はパソコン工房より
画像はパソコン工房より



デスクトップパソコンの利点

そもそも何故デスクトップパソコンを買う必用があるのか。「持ち運べるしかわいいからノートのほうがいいに決まってるじゃん!!11」という人のために少しだけ前置き。

私が書いたこの記事を見るとわかると思うけれど、パソコンは沢山のパーツの集合体として成り立っております。当然パーツにはそれぞれ体積があり、ノートパソコンのような薄っぺらい板の中にそれらを詰め込むのは無理があるというもの。

デスクトップパソコンには体積制限がノートパソコンと比べて格段に少なく、そのためパーツひとつひとつのサイズが大きくとも問題なし。パーツのサイズ制限がなくなると無理せず性能を上げることができ、さらにパソコンを使う上で気になりがちな発熱問題や騒音問題も解決しやすいということに。

ウェブブラウジングやメール、officeを使っての簡単な資料作成くらいにはノートでも構わないでしょうが、作品制作用にノートパソコンを使うというのは色々アレです、特に動画編集。

更に故障した時の対応も楽なところが大きなポイント。ノートパソコンは構造上無茶な作りをしている場合が多く、故障すれば自分ではどうしようもないため仕方なくメーカー修理へ。メーカー修理は新しくパソコンが買いたくなるような高額修理代を要求してくるゲスい商売。

一方デスクトップPCはよっぽど深部がイカれない限り自分でなんとか出来るケースも多々有り、例えできなくともノートと比べれば割安修理で済みやすい。

そんなこんなでデスクトップパソコンがオススメです。



BTOパソコンとは

写真は私の嫁。……とドスパラで買ったBTOパソコン。

デスクトップパソコンを買う場合、殆どの場合はBTOパソコンを買うことになると思われます。

BTO とは Build to Order の略で、そのまんま注文されてから作るという意味。家電量販店などで売られているパソコンと異なり、メーカー側が在庫を確保する必要がなく、またパーツやOSを一度に大量入荷するので、ボーリングの団体料金のような感じで安く仕入れることができ、それらの結果普通では考えられない安い価格を提供してくれるのでございます。

ネットでBTOパソコンについて検索すると、しばしば品質が悪いだのサポートが糞だの書かれていることがございますがそんな事はなく。

安かろう悪かろうという考え方はあるけれど、ここでの安さは上で書いた事による安さなため品質に問題はない上に、下手すればサポートもその辺で売られているパソコンメーカーよりもよっぽど良いかと。

ネット上で不評の多いBTOメーカーは、大体が有名メーカー。売れる台数が多く、その分購入者層が広いため、たまたま壊れたりその後どうしていいのかわからない悲しいPC初心者さんたちが暴れているだけ。



BTOパソコンのメーカー

おそらく皆さんが想像している以上に数多く存在します。すべて紹介するのは面倒臭いので、今回は広島に店舗をかまえているメーカーのみご紹介。




どちらも本通りの某同人ショップの目の前にありアクセスは非常に楽。その上コンプマートも近くにあるため広島でパソコンを買う場合はあの一帯ですべてが済みますな。

2013/01/24追記
1月14日づけでパソコン工房 広島店が閉店。商工センターへ移転した模様。
更にコンプマートも旧デオデオ本館に統合。PC街の賑わいがなくなりつつあります。

広島にあるメーカーのみを載せた理由は実店舗があれば何かと便利なため。買ったモデルを伝えれば店員さんがそれなりに対応してくれるはずで、まあ何かと便利。



カスタマイズして遊んでみる

上のリンクからどちらか好きなショップへ行き、適当なパソコンを選ぶとカスタマイズ画面へたどり着けるはず。この記事や[この記事][2]を参考にしながら欲望のままにカスタマイズして遊んでみましょう。遊ぶだけならタダです。

ひと通り遊んだあとに「カスタマイズできるのにどうしてわざわざこんなに沢山モデル数を用意しているの」という疑問が浮かべばセンスあり。

基本的にはカスタマイズをすると、パーツ代に加えて組立費のようなものがかかり、元からあるモデルと比べるとやや高額に。そのためはじめに選ぶモデルをできる限り求めるスペックに近いものを選択するのが上手な買い方。

上手な買い方の一つとして、あえて購入時のメモリは出来る限り減らしておくという手がございます。メモリは自分で買うと非常に安く、メモリの交換、増設はパソコン内部をいじる上で特に簡単な作業の一つなのでカスタマイズをするよりもかなりお得に大容量メモリを手に入れることができます。

但しパーツごとの相性問題があり、もしかすると自分で買ったメモリが動かないという状況に陥ることもなきにしもあらずなので、それが不安なら素直にそのまま買いましょう。


BTOパソコンの欠点

記事中でさんざんヨイショしてきましたが一応悪いところも書いておきましょう。

上でも書いたけれど、BTOパソコンはパーツを一度に大量入荷することで安く成り立っており。それはケース(私の写真で見る黒い箱、中にパーツが詰まりまくり)も例外ではなく、メーカー独自仕様のケースを安く大量生産、大量入荷しているため基本的に見た目がダサい。

最近ではカスタマイズでケースを選べる店も増えてきたようですが、これも既に書いた通り多少割高になってしまう。安く買うための代償と考えるしか無く、これを解決するには自作をしてケースを自分で選ぶしかない。

ちなみにパーツのメーカーがわからないから品質が悪い、なんて頭の悪い意見をたまに見かけますが、それはメーカーもののノートパソコンなども同じ事。そこまでこだわりたいのならば素直に自作しましょう。



BTOパソコンは基本通販(まとめ)

カスタマイズ画面でやたら項目が多くて戸惑った人がいるかもしれないけれど、基本的にはノーカスタマイズでも十分使えるようになっているものなので安心しましょう。動画編集やCGイラスト等を用途とする場合は、この記事中に散々貼ってきた私の過去記事を参考して頂いて、適当にその辺りをカスタマイズすれば幸せになれるかもしれない。

もしかすると通販というものに抵抗がある人がいるかもしれないけれど、基本的に個人情報を漏らせば会社として大ダメージ、配達途中で商品が壊れても会社側に大ダメージなどと、一般に不安になりがちな要素は向こうが全力で起こさないようにしてくれるので、あまり神経質になる必要はないかと。

個人的に店頭で買えるものはできるだけそちらの方で買いたい系ですが、BTOパソコンに代表されるように、メリットが多く安心できる通販もあるということをご認識あれ。

-taNatos(執筆者の詳細 - http://coderwall.com/tahein )




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