【初心者向け】CPUの性能の見方と選び方 前編 パソコンの選び方
前回の記事で各パーツの役割のイメージをある程度つかめたのではないかと勝手に妄想をしております。本項ではCPUについてもう少し掘り下げ、具体的な性能の見方や選び方を覚えていきたいと思います。なるべく初心者にも分かりやすいように説明していきますが、わからないところがあれば気軽にコメントを残してくださいませ。
CPUメーカーを知る
まずCPUとはなんなのかがわからない人は前の記事を読んでから出なおしてきましょう。
さて、CPUメーカーは主として2社あり、Intel(インテル)とAMD(エーエムディー)がそれにあたります。IntelはよくCMでも耳にするためある程度馴染みがあるでしょうが、AMDは存在自体知らない人が多いのではないかと。
PCを自作するような人間の中にはAMDを選ぶ人もそれなりにいますが、普通にお店で買おうとするとほとんどがIntel入ってる。その為ここではIntelのCPUについてのみ書いていきます。AMDについて詳しく知りたい人は自分で調べましょう、実は私も殆ど知らない。
CPUの性能の見方
CPUの性能を大きく左右するものとして「周波数」と「コア数」が主に挙げられます。TDPやキャッシュメモリなどのマニアックな知識を得たい人は自分で調べましょう、その際の検索サイトは個人的にはBingをおすすめしておきます(ステマ)。
閑話休題。周波数とは単純に処理能力のことで、一般にはクロック数と呼ばれますな。3.20 GHz(ギガヘルツ)などのように表されるこれはCPUごとに基本値が与えられており、数字が大きいほど処理速度が速いということになります。最近のCPUの中では状況に応じ、自動でオーバークロック(周波数を上げ処理速度を上げる)をするものも出てきております。時代の流れって怖い。
続いてコア数ですが、そもそもコアとは何んなのかわからない人もおられましょう。最近のCPUの殆どには、外見は1つのCPUなのに中身に2つ以上のCPUが入っています。この中身のCPUのことをコアと呼び、その数をコア数と呼ぶわけ。コアが多いと1つの計算をその数だけ並列して行うことが出来、処理の分散、すなわち効率的に処理が行えるようになります。
更に恐ろしいことにそのコア数を擬似的に2倍増やすという恐ろしい技術も存在します。コア数やその技術に関してはIntel様が作っておられるこの動画がわかりやすい。
用途をはっきりさせ必要な性能を見極める
インターネット部向けの記事ということで3種類の用途の例を用意しました。
- 1.プログラミング用PC
- 2.CGイラスト用PC
- 3.動画編集用PC
下に行くほど高性能なパーツが必要になると考えて頂いて結構、加えて必要資金も増えていきます。まあ今は昔と比べ大分PC字体の値段が下がってきているので運がいいと思いましょう。
一応何故この順番になるのか軽く説明をしておきます。但し私の専門外の分野も含まれているため、もしかすると間違っているかもしれません。詳しくは該当カテゴリの記事を読むと幸せになれるかもしれない。
プログラミングは、基本的にメモ帳などで決まりに従い、テキストを書き連ねることによって行うものです。実際にWindowsに最初から入っているメモ帳を開き、適当に文字を打ってもらうとわかると思うけれど、今のPCでもまず問題なくさくさく動くはず。つまりそういう事です。3Dゲームが作りたいなどとなると話は変わってくる為、まああくまで参考程度に。
CGイラストPCのCPUはそれなりのものが必要となります。というのも、PCでお絵かきをするというそれは思いの外マシンパワーを要求されるもので、下手なCPUだとまともにお絵かきソフトが動かないこともしばしば。試しに学校のPCでPhoto shopを使ってみましょう。ブラシを使った瞬間にCPU使用率が100 %まで跳ね上がります。コンピュータ室のPCは去年に新しくなっているので、もしかするともうならないかもしれないけれど。
動画編集に関してもCGイラストと同様、それなりのものがないとまともにソフトが動きません。更にこちらはエンコードやらレンダリングやら聞きなれない作業が必要で、これまたCPUの性能が低いとバカみたいに時間がかかります。時間がかかったり軽快に動かないとストレスになり、それが原因で作業も思うように進まなくなります。そういった意味からしても必要最低限のスペックは確保しなければならないということになりますな。
【初心者向け】CPUの性能の見方と選び方 前編(まとめ)
「知らない話が永遠と続くと疲れるんだよね」という意見を頂戴したので今回はここまでとしておきましょう。次回は実際にCPUを選ぶ方法をだらだらと書き綴っていきます。
先に断っておきますが、ここで書く選び方はあくまで目安であり、実際に購入する際にはよく検討して自分にあったものを選びましょう。安くなったとはいえPCは高額な商品、その代金を払うのは私ではなくあなたなので後悔の無いよう。
後編はこちら
【初心者向け】CPUの性能の見方と選び方 後編 - Internet Club
-taNatos(執筆者の詳細 - http://coderwall.com/tahein )
blog comments powered by Disqus