NiVE2を使って動画にエフェクトを追加する

皆さんこんにちは。

今回はpart2で導入したNiVE2を使って動画にエフェクトを付ける方法を書いていこうと思います。まだNiVE2を導入していない場合はpart2の記事を参照してください。

NiVE2をダウンロードすると一緒に説明書(PDFファイル)がついてきます。今回の記事ではNiVEの使い方について詳しくは触れないので、まず一度読んでおくことをオススメします。


step 1

下準備をします。

NiVE2を起動すると上のようなウィンドウが出てくると思います。(左下のチェックボックスを外すことで表示させないように設定することもできます。)上図の赤い四角で囲まれた「新規プロジェクト」をクリックしてください。

コンポジションの設定ウィンドウが出て来ました。今回はデフォルトのままで結構ですが、サイズや長さなどは必要に応じて変えてください。尚、コンポジションの設定は後からでも変更ができます。(後から変更する場合、メニューバーから「設定」→「コンポジションの設定」)

エフェクトを追加する動画を読み込みます。メニューバーから「ファイル」→「読み込み」→「StandardMediaInput」を選択して、動画(または静止画)を読み込んでください。形式はAVIやWMVやMPEGが使えるようです。

動画の読み込みに成功すると、アイテムウィンドウで動画が読み込まれていることが確認できます。

アイテムウィンドウの中にある、先ほど読み込んだ動画のファイル名をダブルクリックするとタイムラインに動画がレイヤーとして追加され、プレビューウィンドウに動画が表示されます。

step 2

エフェクトを追加します。

メニューバーの「エフェクト」をクリックすると様々なエフェクトを選ぶことができます。

エフェクトについてすべての説明をしていたらキリがないので、その話はまた別の記事ですることにして、今回は「Shine」というエフェクトを使ってみます。メニューバーから「エフェクト」→「スタイライズ」→「Shine」を選んでください。

今回は1つしか動画を読み込んでないのでわかりにくいのですが、エフェクトは今選択されているレイヤーにのみ追加されます。

タイムライン上にある、上図の赤い四角で囲まれた三角形のボタンをおすと、そのレイヤーの設定ができます。先ほどこのレイヤーにエフェクトを追加したので、エフェクト(Shine)の設定もできるようになっています。

それでは適当にエフェクトの数値をいじってみましょう。数値上で左右にドラッグすることで数値を大きくしたり小さくしたりできます。

数値をいじるとプレビューウィンドウに表示される動画のエフェクトのかかり具合が変わっていることが確認できると思います。

「Shine」というエフェクトは指定した色に動画を光らせるようなエフェクトです。スタイライズ系のエフェクトは動画をかっこ良くみせるのに使えます。

エフェクトをかけた後の動画をプレビューするとマシンのスペックにもよりますが、元の速さよりも遅く再生されるのではないかと思います。これはプレビューの画質を落とす(説明書参照)ことである程度解決することができますが、いくつもエフェクトをかけるとプレビューが遅くなるのは避けられません。プレビューだけでなくレンダリング(動画の書き出し)もエフェクトが多ければ多いほど長くなります。

エフェクトをかけすぎてマシンの負荷が大きくなりソフトが落ちてしまうことも稀にあるので、編集ファイルの保存(「ファイル」→「プロジェクトの保存」)をこまめにするように注意してください。

また、動画の時間が長いと動作が重くなるので、必要な分だけAviUtlなどで切り取ってからNiVE2に読み込んでエフェクトをかけるのが良いと思います。

step 3

キーフレームを使ってエフェクトの効果を変化させます。

さてSTEP2で「Shine」を追加しましたが、あのままでは動画の最初から最後まで同じ色で同じ強さで光り続けることになります。どうしても光の強弱をつけたり色を変える演出が必要となってくると思います。そこでキーフレームを使って、エフェクトの数値を変化させてエフェクトを変化させます。

タイムラインのスライダーが0フレームを指している状態で、「ブースト」の行で右クリックをして「キーフレームの追加」を選んでください。

こうすることで0フレームでの「ブースト」の値が上図では「16」に固定され、他のフレームで「ブースト」の値を変更しても0フレーム(正確には0フレームから「ブースト」の値を変更したフレームまでの間)は影響を受けません。

次にスライダーを他のフレームのところまでドラッグさせてから、「ブースト」の行で右クリックをして「キーフレームの追加」を選んでください。

さらに、そのキーフレーム上で「ブースト」の値を変更してください。

この状態でプレビューなどで動画を確認すると0フレームから先ほどのキーフレームまでは「ブースト」が弱く、その後は「ブースト」が強くかかっていることがわかります。

さらに0フレームに置いたキーフレームをダブルクリックしてください。キーフレームの色と形が変わったと思います。この状態で動画を確認すると、徐々に「ブースト」のかかり方が変化していくのがわかります。

以上のようにキーフレームを使うことで、エフェクトの数値を固定したり変化させることができます。


いかがでしたでしょうか。エフェクトを追加できるようになると、なんだか動画の編集が楽しくなってきませんか。(少なくとも私は楽しいです。)

NiVE2には今回紹介した以外にもいろんなエフェクトがあります。同じ手順で追加できるので、いろんなエフェクトを試してみるのが良いと思います。また別の記事でよく使うエフェクトの紹介をするかもしれません。是非エフェクトを追加して遊んでみてください。

それではまた次回、さようなら。

Billy




blog comments powered by Disqus